アスベスト調査.NET::古い煙突はアスベストが飛散して危険ですか?

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Q:うちの近くに煙突のある建物があります。最近ニュースでも報道されましたが危険ではないですか?


A:古い煙突からアスベストが飛散しているというニュースが9月に報道されました。
NHKなどはテレビでも放映されたのでご覧になった方も多いかと思います。

これがニュースで取り上げられたのと同じタイプの煙突です。
RC(鉄筋コンクリート)の建物の煙突で、煙突の内側に断熱材が張られているタイプです。

RC(鉄筋コンクリート)の建物の煙突

この煙突の断熱材は「カポスタック(日本アスベスト=ニチアス)」や「ハイスタック(大阪パッキング製造所=日本インシュレーション)」という商品名のものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
分析・調査対象2-11【煙突用断熱材(カポスタックやハイスタック)】

ニュースによれば著しく劣化した煙突ではボイラーなどを使っていないのに、空気中からアスベストの繊維が検出され、あまり劣化していない煙突でもボイラーを稼動させると少し検出されたそうです。カポスタックだけでも約5万本も現存していると推定されているからちょっと怖い話しです。

これは「ハイスタック」ですが、煙突内部はあまり劣化していませんでした。
煙突内部が劣化しているかどうかは、こうやって覗き込まないと分かりません。

アスベスト含有 煙突保温材(ハイスタック)

あ、煙突がある!さあ大変だ!と思われた方、ちょっと冷静になってその煙突をよく観察してみてください。
煙突にも色々あって全部が全部、今回報道された飛散しやすい断熱材が張られた煙突ばかりではありません。
例えば小規模の煙突だとよく見かけるこのタイプ。

アスベスト含有 煙突材(レベル3)

これは断熱材が内側に張っていないタイプで、密度も高く発じん性も低いセメント系の材質でできています。材質にアスベストを含有している事が多いですが、飛散しにくいものなのでひとまず安心していいと思います。

お次は見かけはなんだかやばそうな感じですが、煙突口を覗いて見ると、セメント系の煙突が飛び出ています。

アスベスト含有 煙突材(レベル3)

このタイプも飛散しにくい材質ですから、まずは大丈夫と思ってよいでしょう。

このように煙突といっても全部が危ないわけではありませんので注意してください。

あわてん坊さんにもう一点付け加えておきます。
ニュースによれば、空気中にアスベストが検出されたのは煙突口や煙突の下の口等で、敷地内の地上では検出しなかったそうです。
つまり近隣に住む人がすぐに健康に影響が出るとは言えず、心配し過ぎはよくないということです。

どうしても心配な場合はアスベスト調査のご相談を。
ただし建物オーナーの許可が無ければ調査はできませんのであらかじめご承知おき下さい。

提供:ビジネスブログのe売るしくみ研究所