アスベスト建材 データベース
2-13:【石綿含有目地材(見掛け密度の小さいもの)リトフレックス】
【石綿含有目地材(見掛け密度の小さいもの)】という長い名前に分類されるニチアスのリトフレックスは、クリソタイル(白石綿)に無機質などをバインダーとして混入し、発泡させたものです。
建築での用途は主に耐火目地材ですが、機械類の保温材などにも使われているようです。
混入されたアスベストはクリソタイル(白石綿)ですが、含有率が80~90%と非常に高く、平成13年(2001年)まで製造されていました。
この建材も石綿含有ロックウール吸音天井板と同じ注意点があります。
「見掛け密度が小さい」つまり、とても比重が軽いので、解体する時に粉じんが飛散しやすいのです。
そのような理由でこの建材は、アスベスト解体時の発じん性が低い【レベル3】の成形板に法的には位置付けられてはいるものの、解体時には細心の注意を持って作業を行うことが要求されています。
つまり、法的にはレベル3だけど実際に解体する時は飛散性のあるものとみなして取り扱いなさい、ということです。
さしずめレベル2.5といったところです。
<商 品 名>
●リトフレックス K-20
●リトフレックス KG-25
注:この一覧に示した商品が石綿含有材料のすべてではありません。
◆「無石綿化年」は、当該商品のうち、石綿を含有する商品の生産がその年の1月
1日にはすでに終了している年です。この欄に「×」を記載しているものは、当該商品の製造の全期間に渡って石綿が含有していたことを示します。
◆製造終了年の欄に「→」を記載しているものは、無石綿化した現在も、同名の商品名で製造・販売が継続しているものです。
◆無石綿化年とは、メーカーが意図的に石綿を混入しなくなった年をいいます。