調査事例

古い賃貸ビルを借りている企業からのアスベスト調査依頼

古い賃貸ビルを借りている企業からのアスベスト調査依頼 それは「今すぐ来てくれ!」というケースの典型的な例でした。
事務所内の電話回線の工事をしている最中に、その工事屋さんが天井裏にアスベストが吹き付けられていると警告してくれたそうなんですね。それで天井裏をのぞくとそれらしいものが確かにあると。

これは大変だ!ということでちょっと興奮気味に電話がかかって来たわけです。年代的には昭和56年ぐらい、もろアスベストである可能性はありません。天井裏は上階の床デッキプレートの耐火被覆用吹付け材です。
お電話でのやりとり
依頼主
「従業員をすぐにこの建物から非難させたほうがよいでしょうか?」

▶渡邊
「年代的にそれはアスベストではなくロックウールだと思います。見た目は似てますがアスベストとは違うものです。
でもアスベストが数%含有している可能性があるので分析にかけてみましょう。すぐに危険だというわけじゃありませんから、まあ落ち着いて。」

依頼主
「ではすぐ来てもらえますか!?」

▶渡邊
「わかりました、すぐにうかがいます。今から1時間以内に行けると思いますが、ひとつお願いがあります。それまでにビルの図面を用意できますか?」

依頼主
「図面ですか・・・?」

▶渡邊
「そのビルに備え付けの図面か、あるいはビルのオーナーが持っているはずです。」

依頼主
「ビルのオーナーならこの近くに住んでいるので聞いてみます。」

▶渡邊
「それは好都合ですね、それでは後ほど。」
現場に到着
現場に到着し、事務所の中に通されました。
すると社員の皆さんが一斉に私のほうを振り返ったのですが・・・
全員マスクをしているのにびっくり。(…^^;)
ただならぬ雰囲気。
段取り良く設計図書一式と見積書が用意されていましたので早速チェックをしましたが、
図面には「石綿(アスベスト)吹付け」、見積には「岩綿(ロックウール)吹付け」と書かれていました。
依頼主
「ほら、図面にも石綿って書かれてますよね!?」

▶渡邊
「確かに図面上は石綿と書かれてますね。でも見積りには岩綿、つまりロックウールとされています。年代的に考えてもロックウールであると判定できますし、この年代ではまだ図面に石綿と書く設計者も多かったんです。
でも実際には石綿の吹付けは使用されていませんでしたから現場では岩綿吹付けになっているのはよくあることなんです。
まあ岩綿であっても石綿が含まれている可能性もあります。とにかく急いで分析をしてみましょう。」

そして・・・
・アスベストが入っている可能性はどれくらいか?
・もしアスベストが入っていたらどれぐらい危険か?
・対策としてはどのようにしたらよいのか?
・働きながら対策はできるのか?
・費用はどれくらいかかるのか?
・家主にはどのように話しをもっていけばよいか?などなど
ひとつひとつ丁寧にご説明させてもらいましたが、話しが終わる頃にはだいぶ落ち着いてきたようです。
アスベスト調査結果
数日後、分析結果が出ましたが、アスベストの含有は無し。
つまり全く安全なロックウール吹付け材でした。

依頼主にすぐ連絡をすると本当に安堵された様子が電話越しにも伝わってきました。
依頼主にとってもビルのオーナーにとっても本当に良い結果を報告することができたのです。
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